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【​都市計画】

平城京の都市計画

平城京 条坊図

平城京は南北に長い長方形で、中央の朱雀大路を軸として右京と左京に分かれ、

更に左京の傾斜地に外京(げきょう)が設けられている。東西軸には一条から九条大路、

南北軸には朱雀大路と左京一坊から四坊、右京一坊から四坊の大通りが設置された条坊制の都市計画である。

各大通りの間隔は約532メートル、大通りで囲まれた部分(坊)は、堀と築地(ついじ)によって区画され、

更にその中を、東西・南北に3つの道で区切って町とした。京域は東西約4.3キロメートル

(外京を含めて6.3キロメートル)南北約4.7キロメートル(北辺坊を除く)に及ぶ。

平城京の市街区域は、大和盆地中央部を南北に縦断する大和の古道下ツ道・中ツ道を基準としている。

下ツ道が朱雀大路に当たり、

中ツ道が左京の東を限る東四坊大路

(ただし少しずれる)に当たる。

二条大路から五条大路にかけては、

三坊分の条坊区画が東四坊大路より東に張り出しており

これを外京と呼ぶ。

又、右京の北辺は二町分が北に張り出しており、

これを北辺坊と称した。

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